2018年 02月 20日
四十九日 |
母は
私たち姉妹の友人たちともずいぶん仲良くしていた人でした。
この度は、年の瀬の忙しい時にも関わらず
お別れに来てくれた人たちがいたり、年明けに姉の家にお参りに来てくれる人たちがいたり。
みなさんにずいぶん心を寄せてもらいました。
わたしの友人からも、わざわざ四十九日に合わせて大きな花束が届きました。
彼女と母の共通項はもっぱらお花。
あ、食べ物もだっかな 笑
突然の知らせでずいぶん驚かせて、悲しませてしまったよう。
どうかみなさんの中で、いつまでも元気いっぱいだった頃の母が笑っていてくれますように。
四十九日のお供えは、母が最後にわたしにリクエストしていたのに、具合が悪くなってしまって結局食べさせてあげられなかったかぼちゃと小豆の煮物。
そして、入院中、数えきれないほど何度も作った 母のお気に入りだったローストビーフ。
姉が作ったのは、いつも喜んで食べてくれていたという栗ご飯。
(母はなかなかの確信犯で、わたしと姉に別々に食べ物をリクエスト。姉からの差し入れのことはわたしには言わないので、時にはあとから姉と2人で驚くことに…笑)
買い物に行ったスーパーで、母のために選んでいた食材の前で、何の心構えもなく自分でも驚くほど悲しくなって慌てたり
新しい刺繍をしても、あぁお母さんに見せたらなんていうだろう
そんな気持ちでしばらく手が止まってしまったり
「いいんでしょ」
そう言ってきっといつもと同じように
笑ってくれるはずなんだけど。
好きだったテレビ番組。
花を飾るといつも本当に喜んでくれたこと。
メールにつけてきたちょっとおかしな絵文字。
時々まだすこしだけ、悲しくなってしまう
スイッチが
暮らしのあちこちに 静かにあって
うっかりそれに触れてしまう時があるみたい
できることならもう少し
笑う顔をみて
声を聞いていたかったなぁ
四十九日を過ぎたから
そんなことは言っていちゃいけないけど。
そうだ、そろそろ向こうできょうだいたちや、ずいぶんおまたせした父と一緒に、何か美味しいものでも食べているといいな。
お母さん
ひとつだけお願いがあるんだ。
わたしに
もしも すごく嬉しい出来事があったら
その時は
夢の中で、「よかったね」って笑ってほしい。
あとは一生懸命がんばるから。
お母さんに一緒に喜んでもらえるように
がんばるからさ。
by furu_0629
| 2018-02-20 22:25
| 日々のこと